今回はフォントにクローズアップしたいと思います。
OS で使うものとして、みなさんはどのようなフォントが見やすいと感じますか?
私は次の4点を満たすフォントが見やすいと感じます:
- アンチエイリアスが効いていること
- 高精細なアンチエイリアシングが可能なこと
- ユーザーインターフェイスに使うフォントが統一されていること
- 刊行物に使えるような字体であること
Takao フォントは IPA 派生フォントであり、「Takao」という名前は
Takao Font - Launchpad.net
▼Takao フォント(Ubuntu 10.04〜)
そしてお次は Windows Vista 以降で使われているメイリオフォント。 Linux 教の方には見るに堪えない代物でしょうかw
さて、どちらが見やすいですか?私はもちろん Takao の方です。
メイリオの問題点:
- 文字サイズが小さい(12px以下)ときに特に見にくく(醜く?)なる、というか大きくても見にくい
⇒縦と横の線の太さが少し違うことと、その独特の形状に原因があると思う。 - 異字体・旧字体が混ざっている
⇒どうしてこうなった…アップデートで改善するらしいが…はじめからまともなものを入れておいてほしい。 - 少しジャギー(ギザギザした感じ)がある
⇒アンチエイリアシングは有効ではあるものの、高精細なものではないため。
⇒Ubuntu なら、サブピクセルの高精細なスムージング(アンチエイリアシング)が可能です。
メイリオは今も進化しているそうです(記事)。ということは、Vista発売の頃は未完成だったということになりますね。未完成のものを商用の最終版に搭載するとは…。中途半端なフォントと、はじめから完全なフォント、あなたはどちらを選びますか?
ところで、「メイリオ」という名前の由来は、「明瞭→meiryo→メイリオ」だそうで。
今回は重箱の隅をつつくようなことを書きましたが、毎日目にするものだからこそ、細かい配慮が必要だと思うのです。