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2011年3月4日金曜日

アプリが応答しないときは

アプリケーションがフリーズしたときの対処法を紹介します。
なお、アプリを強制終了させた場合、未保存のデータは失われます。

❖応答するまで待つ
応答のないアプリのウィンドウは暗くなりますが、これが明るくなるまで待ちます。数秒ですぐに復帰することがあります。

アプリの強制終了アプレットを使って
パネルに追加できるアプレットにアプリの強制終了というものがあります。まずは、このアプレットをパネルに追加します。
  1. パネル上のこのアプレットをクリックして、次に応答のないアプリのウィンドウ上でクリックします。

  2. アプリの強制終了ダイアログが開くので、強制的に終了(Eボタンをクリックします。

システム・モニタを使って
この方法は上記の2.の方法で代用できますが、紹介しておきます。
  1. パネルからアプリケーションアクセサリ端末と選択します。

  2. システム・モニタが起動したら、プロセスタブをクリックし、一覧から応答のないアプリを探して、右クリックしプロセスの終了(Eを選択します。

  3. 警告ダイアログが表示されるので、プロセスの終了(Eボタンをクリックします。

❖コマンドラインを使って
  1. Ctrl+Alt+F2 キーを押して、コマンドを入力する画面に切り替えます。
  2. "sudo pkill (強制終了するアプリのアプリ名)" と入力して、Enter キーを押します。
  3. Ctrl+Alt+F7 キーを押して、デスクトップ画面に戻ります。

※アプリ名の調べ方については、この記事をご覧ください。

■X も停止した場合は(症状:マウスポインタすら動かない)
X とは Unix 系 OS で採用されているデスクトップシステムです。つまり、グラフィックなユーザインターフェイスを司るもの(でいいのか?)です。X が停止した場合は、コマンドラインから X を再起動させる必要があります。
  1. Ctrl+Alt+F2 キーを押します。

  2. コマンドを入力する画面に切り替わったら、"sudo pkill X" と入力して Enter キーを押します。
    これは「管理者権限で X というプロセスを強制終了させる」という意味です。

  3. X が再起動し、ログイン画面が表示されます。

なお、キーボードショートカットでこの操作を行うこともできます。
使うキーの組み合わせは Ctrl+Alt+BackSpace ですが、事前にこれを有効にしておく必要があります。
  1. パネルからシステム設定キーボードと選択します。

  2. キーボードの設定ダイアログが開いたら、レイアウトタブをクリックし、オプション(Oボタンをクリックします。

  3. キーボード・レイアウトの設定ダイアログが開いたら、X サーバを kill するためのキーシーケンスをクリックします。

  4. 下に表示される Ctrl+Alt+Backspace チェックボックスをオンにします。

  5. 閉じる(Cボタンをクリックして、このダイアログを閉じます。

  6. 閉じる(Cボタンをクリックして、キーボードの設定ダイアログを閉じます。 

■それでも解決しないときは
  1. SysRq キーを押しながら、R, E, I, S, U, B キーを順にゆっくりと押します(REISUB は「冷しゃぶ」と憶えるとよいようです)。
    R, E, I, S, U, B キーを押す順番は何でも構わず(おそらく)、押す順番は自分の憶えやすいように憶えましょう。
    ※ノート PC の場合は、Alt キーなどを押しながら操作します。

  2. Ubuntu が再起動します。

■最終手段
電源ボタンを長押しします。ハードウェアにダメージがあるため、できるだけこの方法は避けるべきです。

アプリの強制終了アプレットをパネルに追加
  1. パネルの何もないところを右クリックし、パネルに追加(A)...を選択します。

  2. パネルへ追加ダイアログが開いたら、一覧からアプリの強制終了を探してパネルにドラッグ&ドロップする(①)か、その項目をクリックして追加(Aボタンをクリック(②)します。