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2011年2月22日火曜日

Softbank の C02LC をご利用の方へ…接続のセットアップ方法

私は Softbank の C02LC というモバイルブロードバンド用の USB モデムをコンピュータとセットで買ってもらいました。しかし、Xubuntu の Network Manager で設定しても、 USB モデムがストレージとして認識されてしまいインターネットに繋がらないわけです。

そこで私は Ubuntu日本語フォーラムに出向いて助けを求めました。以下はその内容をまとめたものです。今後もそういった方はでてくると思うので…ただ、操作手順を忘れかけてるのでこの記事はあんまり信用できないかもしれません…

  1. インターネットに接続できる環境(Windows 上やネカフェなど)から、次のページにアクセスして必要なパッケージをダウンロードします。
    保存先は内蔵 HDD やデータ用 HDD など、Ubuntu からアクセスできる場所であればどこでも構いません。
    ※ページ下部の「〜のダウンロード」というリンクから、使っているマシンのアーキテクチャ(CPUの種類。intel なら i386)に合ったものを選びます。


    ※ネカフェでダウンロードと書きましたが、USB マルウェアの危険もあるのでお勧めできません。

  2. ダウンロードしたパッケージをホームフォルダにコピーします。ホームフォルダを開くには、パネルから場所(ユーザ名)と選択します。

  3.  パネルからアプリケーションアクセサリ端末と選択し、端末が起動したら、次のコマンドを実行します:
  4. cd
    sudo dpkg -i *.deb

    補足:
    ・cd コマンドはオプションなしで実行すると、カレントディレクトリをホームフォルダに変更します。
    ・dpkg はパッケージのインストールまたはアンインストールをするコマンドです。-iオプションはインストールを表します。
    ・*.deb は「拡張子が .deb のものすべて」を示します。この*をワイルドカードと呼び、任意の文字列を表します。

  5.  続けて、コマンド sudo usb_modeswitch -c /etc/usb_modeswitch.d/1c9e:f000 を実行します。

  6.  lsusbを実行して、次のように出力されることを確認します:
  7.  Bus 002 Device 005: ID 1c9e:9900

  8. sudo modprobe usbserial vendor=0x1c9e product=0x9900 を実行します。

  9. ls /dev/ttyUSB* を実行して、次のように出力されることを確認します:
  10. /dev/ttyUSB0 /dev/ttyUSB1 /dev/ttyUSB2

  11. sudo gedit /etc/wvdial.conf を実行して、gedit で開かれた構成ファイルを次のように編集します:

  12. [Dialer Defaults]
    Init1 = ATZ
    Init2 = ATQ0 V1 E1 S0=0 &C1 &D2 +FCLASS=0
    Password = em
    Phone = *99***1#
    Modem Type = Analog Modem
    Stupid Mode = 1
    Carrier Check = no
    Baud = 9600
    New PPPD = yes
    Dial Command = ATDT
    Modem = /dev/ttyUSB2
    ISDN = 0
    Username = em


  13. Ubuntu/モバイルブロードバンド から、自動的に接続してくれるシェルスクリプトを貰ってきて、開きます。
    すると、次のような確認ダイアログが表示されるので、端末内で実行する(Tボタンをクリックします。

  14. 端末が起動し、ppp といった文字が見えれば接続成功です。
 協力してくださったフォーラムの toshio さん、ありがとうございました。

Ubuntu や Linux の利点

クリック一つですべてのソフトウェアをアップデート
Linux ではすべてのソフトウェアが一元的に(まとめて)管理されています。よって、ボタンをワンクリックするだけでインストールされているすべ てのソフトウェアを一度に更新することができます。このため、他の OS のようにソフトウェアごとに更新する手間が省けます。ただし、ソフトウェアセンター 以外からインストールしたソフトウェアなどにはアップデートが配布されないことがあるので、手動でアップデートするなど注意が必要です。ただし、アップ デートがリリースされる頻度は高めです。



アップデートは短い間隔で提供される
アップデートは、パネルのシステム>システム管理>アップデート・マネージャを使って適用できます。 Linux のアップデートは短い間隔でリリースされるため、脆弱性が発見されてもすぐに修正することができます。Windows のように毎月の何日といったように決まった日に公開されるわけではないので、脆弱性の修正までの待ち時間は短く、非常にセキュアな環境を維持することができます。

アップデートごとに再起動は必要ない
通常、OS というものは使用している重要なシステムファイルを更新すると再起動する必要があります。しかし、Linux ではカーネルに変更を加えない限り、OS を再起動する必要はありません。サーバーが再起動されている間はクライアントはサービスを利用できません。これが Ubuntu がサーバとして よく利用されている理由です。

マルウェアの標的にされにくい
世界で最も多くの人々に利用されている OS は Windows です。マルウェアの作成者はできるだけ多くのコンピュータがマルウェアに感染することを目的にしていますから、Windows で動作するマルウェアを作ります。Windows と Linux の構造は全く異なりますから、Windows で動くマルウェアがLinuxで動くことはありません(Wine を使わない限り)。ただし、Linux 向けのマルウェアが全くないわけではありません。 Linux がマルウェアの標的になりにくいからといって、セキュリティソフトのインストールなどのセキュリティ対策をしないのは危険です。フリーで使えるセキュリティソフトはありますので、必ずインストールしましょう。
補足ですが、「Linux はマルウェアに強い」という意見がありますが、「OS ベースでのセキュリティ対策が堅いのは Windows で、マルウェアに最も多く感染しているのもまた Windows である」という意見をどこかのページで見たことがあります。

フォントの統一性
Windows Vista からは、メイリオというアンチエイリアスの効く新しいフォントが導入されましたが、それでも従来のアンチエイリアスなしのフォントと混在していて、少し目が疲れそうです。
Linux では表示されるすべてのフォントが統一されていて、非常に目にやさしいフォント環境になっています。

▼メイリオフォント(Windows Vista以降)
赤色の下線・囲み線内の文字は従来のアンチエイリアスなしのフォント。
それ以外は新しいメイリオフォント。



▼Takaoフォント(Ubuntu 10.04〜)
すべてのフォントが統一されている。


ワークスペースで作業効率アップ
コンピュータを使っていてデスクトップが散らかることはありませんか? あのウィンドウはどこかと、タスクバーからアプリを切り替えるだけでも大変です。Windows Vista からは 3D フリップ機能なるものが使えますが、1つのデスクトップにたくさんのウィンドウを置いている限りは、いくらビジュアルによるナビゲーションをしても意味がありません。
Linux には作業ごとに使い分けられるワークスペースというものがあります。
例えば、ワークスペースその1にはよく使う Web ブラウザ、その2には仕事用のオフィスとメールソフト、その3にはあまり操作しないメディアプレーヤを配置する、といった使い方ができます。



自分仕様にパネルをカスタマイズ
パネルとは、Windowsでいうところのタスクバーです。Ubuntuではデフォルトで上下に2つ表示されています。パネルの高さや配置(上・下・左・右)、数は自由に変えることができます。

上部のパネルには時計・通知スペース・メニューバー(アプリ・フォルダ・設定へアクセスするためのもの)が、下部にウィンドウやワークスペースを切り替えるためのボタンなどが配置されています。これらはアプレットと呼ばれ、その配置は自由に変えることができます。はじめからインストールされているものには、時計やスイッチ類といった基本的なものや、付箋紙などのアクセサリ類があります。

▼なかには全く役に立たないものも


さらには、Ubuntu ソフトウェアセンターなどから新しいアプレットを追加することもでき、自分にとって使いやすいパネルを作り上げることが可能です。もちろん、アプリのランチャも簡単にパネルに追加できます。
他にも、数多くのガジェットを備えるScreenletsというソフトウェアがUbuntu上で利用できます。

【関連記事】Ubuntuには、アクセサリーも豊富です。:イザ!

Windows とインターフェイスや管理方法が似ているため、Windows からの移行が容易
ユーザとグループの管理やサービスなどの点で似ているといいます。Windows の管理に長けていれば、Ubuntu への移行もあまり難しくはないはずです。実際私はあまり苦労せずにUbuntu に馴染めました。

デフラグの必要がない
Linuxのファイルシステムは断片化しにくい仕組みになっていて、デフラグする必要がほとんどありません。その理由について、まずはWindows で断片化が起こる仕組みについて説明します。Windows で はFATというファイルシステムが使われており、ハードディスクの中心(下図では左側)にファイルを集中して配置することで、アクセスアームの動く距離が 短くなり、ファイルへのアクセスが高速になるという考えをもっています。しかし、外側にファイルを集中して配置しているため、ファイルとファイルの間に十 分なスペースがなく、ファイルの書き込みと削除を繰り返しているうちにファイルが徐々に断片化し、1つのファイルに読み込むのにハードディスクのあちこち にアクセスする必要ができ、最終的にはコンピュータのパフォーマンスが低下します。

▼図1(Windows のファイルシステム)



Linux では ext2 または3というファイルシステムが使われています。これはファイルをハードディスク上に広く分散させて配置します。ファイルを分散して配置しているため、ファイルとファイルの間に十分なスペースがあり、ファイルを書き込んだり削除したりしても断片化が起こりません。しかし、 ハードディスクの空き容量が10%以下になると断片化が起こりやすくなるので空き領域には少し注意しましょう。

▼図2(Linux のファイルシステム)



【出典】次のWebサイトから画像を引用しました:◇Linuxとデフラグ◇初心者のためのLinuxサーバー構築講座☆お便利.com☆


充実のアプリケーション
Ubuntu には Ubuntu ソフトウェアセンターというツールがついています。これは巨大なソフトウェアのカタログのようなもので、利用できるソフトウェアの数は3万以上、すべてフリーウェアです。この機能にアクセスするにはパネルのアプリケーション>Ubuntu ソフトウェアセンターと選択するだけで、Web 検索のような手間がかかりません。また、xxx万人のボランティアのプログラマによってその内容が安全なものか審査されているの で、マルウェアが紛れ込むことはできません。ただし、ソフトウェアの説明がほとんど英語である点が一般ユーザには少し不便かも知れません。




軽量なシステム
これもLinuxの大きな特徴です。私の非力なマシン(CPU:Intel Atom N450 コア2 それぞれ1.66GHz、物理メモリ:1GB)でも快適に動きます。Ubuntu の起動直後、何もフォアグラウンドのアプリを起動させていない状態では、 たったの160MB程度しかメモリを消費していません。

軽量な3Dデスクトップ
これについてはあまりにも語りたいことが多いので、準備中で紹介したいと思います。はまるとカスタマイズが止まりません。それにしても、Windows 7 Starter エディションのデスクトップ背景が変えられないって、Microsoft はどれだけいやしいんだ? Ubuntu にはWindows の貧相な視覚効果とは比べ物にならないくらいのものがあるから構いませんが。

使いやすいファイルブラウザ「Nautilus」
Ubuntu はファイルブラウザに Nautilus を使っていますが、これにはタブ表示機能などの便利な機能があります。

フォルダ間でのファイルやフォルダのコピーが楽
F3キーを押すと、ファイルブラウザが二分割され1つのウィンドウ内で2つのフォルダを開くことができます。



ファイル名の先頭でちょっとした検索を楽に
Windows でも、ファイル名の先頭がアルファベットならキーボートから直接そのアルファベットを入力してファイルを選択できますが、先頭の2文字目以降を入力するときは素早く入力しなければなりません。その上、日本語では指定できません。Nautilus ならゆっくり入力でき、日本語でも指定できます。

  



メインペインでファイルを含めたツリー表示ができる
メインペイン(右側のペイン)で、ファイルを含めたフォルダのツリー表示ができます。ファイルのコピーや移動には、サイドペイン(F9キーで表示)のツリーにドラッグしたりするのも方法の一つですが、メインペイン内でのファイル操作はあまりマウスを動かす必要がありません。これにより、ちょっとしたファイルのコピーや移動が楽になる(かもしれません)。



スクリプトを追加できる
 例えば、「このフォルダを管理者権限で開く」といったようなものです。Gnome-look.orgなどから入手できます。ページ左側のカテゴリから「Nautilus Scripts」をクリックしてください。

フォルダやファイルを強調できる
よく使うファイルやフォルダに強調のためのマーク(エンブレム)をつけることができます。緊急・重要・最新など。



音楽ファイルを「プレビュー」できる
音楽ファイルにマウスポインタを置くと再生されます。プレーヤが起動して再生するわけではないので、システムサウンドなどのちょっとしたファイルの確認をするときなどに便利です。


その他
ウィンドウの最前面表示ができる
Windows ではウィンドウの最前面表示はできないため、もしそうしたければ複数のウィンドウを「並べて表示」する機能を代用します。Linuxでは最前面表示が標準で使えます。しかし、今度は逆に、Windows のような「並べて表示」機能は標準では使えません。Linux で「並べて表示」機能を実現するには、ソフトウェアを新たにインストールする必要があります。Ubuntu日本語フォーラムを参考にしてください。

上書きしてしまったファイルを元に戻せる(条件付き)
Windows では、一度ファイルを上書き保存してしまうと元に戻せません。Ubuntu では、それが可能です。

例えば、内容が「私は日本人です。」というテキストファイルをある編集者(Windowsユーザー) が開いたとします。ところが、その編集者は何を思ったか後半部分を「フィンランド人です。」と書き換えて、上書き保存をしてしまいました。その後、誤りに 気づいた編集者は後半部分を元に戻そうとしましたが、すでに上書き保存をしてしまっているので元に戻すことができません。

これは簡単すぎる例ですが、もしそのファイルが画像ファイルだったらどうでしょうか。Windows なら、一段階前の状態に戻すのにも大変な手間がかかります。

ただし、Ubuntuにおいても、編集していたファイルや編集に使っていたアプリを閉じてしまうと元に戻すことはできなくなります。

▼イメージ図(テキストエディッタ)


非アクティブウィンドウ内のスクロールができる
あるウィンドウがアクティブになっていなくても、そのウィンドウ内をスクロールすることができます。したがって、2つのウィンドウを使った作業がしやすくなります。

英語を理解できるのに普段使う機会がなく、かつ暇な方へ。

英語を理解できるのに普段使う機会がないのはもったないですね。英語力も衰えてしまいます。そこでオープンソース系の Web サイトのサポートページを翻訳してみませんか?でも、見る人はボランティアによって翻訳されていることを知らないんだよな…

Mozilla サポート
言わずと知れた Mozilla Firefox のサポートページです。私が翻訳を始めたときは確か翻訳率66%ぐらいでしたが、今は99%に達しています。翻訳にはアカウント登録が必要。

launchpad.net
Canonicalの運営するUbuntuのバグを報告したり、翻訳したりする Web サイト。
現在翻訳分野では240人の貢献者がいる模様。これもアカウント登録が必要。

それにしても、自分を含め皆無給なのになんでこんなことをしてるんだろう。どっかの教授によると「タダ働きの心理」というやつらしい。「お金あげるから手伝って」と言うより、ただ「手伝ってくれませんか」とお願いする方が相手は快く受け入れてくれるという。
Wikipediaもこれで成り立っているのだろうか。

■海外の Web ページを訳して自分のブログなどに掲載する
もちろん、出典を明記して翻訳した旨を示すこと。海外の優れたものを日本の人に読ませる。

以下宣伝:
翻訳をして社会に貢献した気になっている私ですが、中学3年でBe動詞の理解も危うい時代(「英語なんて消えろ!」)もありました。1年後には高校入試を控え、このままだとヤヴァいなと危機を感じ、、通っていたクモンの教室で英語を始めました。
もちろん、診断テストは最悪で中1レベルからの学習となりましたが、その後順調に進行し1年後ぐらいには原文の最終教材を終えることができました。

ですから、英語ができなくて絶望している(そんなはずないか)あなたも、ぜひクモンを始めてください。私みたいなゴミ屑ができるのならば、あなたもできるはずです。必要なものは9時間/1日と意思と¥7,350(中学生)だけ。

お問い合せ/近くの教室を探す:
日本公文教育研究会
■電話…フリーダイヤル 0120-372-100(9:30 - 17:30、土日祝不可)
■メール…案内フォーム
■Webサイトトップ…トップページ

普通の塾なんかに行っても何も上達しません。よほどの秀才でない限り。勉強云々についてはまた別の記事で。

Softbank や e-mobile の回線にダイアラーの危険性はあるのかないのか

私は Softbank の C02LC という USB モデムを使ってインターネットに接続しているのですが、ダイアルアップ接続なのだからダイアラーの危険性はないのかと不安になりました。そこで Softbank にメールで問い合わせてみました。

次がその回答(抜粋):

ソフトバンクモバイルお客さまセンターの■■です。

(中略)

お問い合わせいただきましたダイヤルアップ接続につきまして、
現在弊社にてダイヤラに関する報告はございません。

また、ソフトバンクモバイルでのダイヤルアップ接続について、
セキュリティ等に問題はございませんので、この点については
ご安心ください。




なんだとさ。
ところで、Softbankのモバイルブロードバンド通信は e-mobile の回線を利用するらしいが、これはどういうことだ?

avast Antivirus! のアップデート後の「Invalid Argument」エラーへの対処

avast Antivirus! をインストール後に、パターンファイルのアップデートをして再起動したところ、「An error occurred in avast! engine: Invalid Argument」というエラーが表示されました。
これは共有メモリの不足が原因で起こるらしく、これを増やすことで解決するそうです。

実験環境:
OSバージョン:Ubuntu 10.04 LTS
物理メモリ:1GB
avast Antivirus:avast の Web サイトで公開されているやつの1回もアップデートしていないバージョン。

以下、自分の環境に基づいて Ubuntu日本語フォーラムの内容をまとめました。搭載している物理メモリによっては多分場合が異なってくると思いますので、Ubuntu日本語フォーラムの方も必ず目を通すようにしてください。

  1. パネルのアプリケーションアクセサリ端末と選択します。

  2. 端末が起動したら、次のコマンドを入力します:
    sudo gedit /etc/init.d/rcS

  3. gedit が起動したら、構成ファイルの内容を書き換えます。
    ※誤編集してしまったときのために、元の rcS ファイルはバックアップしておきましょう。


    ■初期状態では次のような内容になっていると思います:

    #! /bin/sh
    #
    # rcS
    #
    # Call all S??* scripts in /etc/rcS.d/ in numerical/alphabetical order
    #
    exec /etc/init.d/rc S
  4. ■上記の「exec〜」の前に次の行を追加します:
    sysctl -w kernel.shmmax=128000000

    ■変更後の全文は次のようになります:

    #! /bin/sh
    #
    # rcS
    #
    # Call all S??* scripts in /etc/rcS.d/ in numerical/alphabetical order
    #
    sysctl -w kernel.shmmax=128000000
    exec /etc/init.d/rc S


  5. ログオフしてログインし直します。すると、avastが正常に起動するはずです。

コマンドの覚え方

コマンドはたくさんありますが、コマンド名が何の略か調べたり、自分なりに英単語を当てて独自の覚え方をしたりしています。この記事はある程度英単語を知っていないと見る意味がないかもしれません…

■ファイル管理コマンド
cd : ディレクトリ間の移動...change directory
chgrp : ファイル所有グループの変更...change group
chmod : パーミッションの変更...change mode / modify
chown : ファイル所有者の変更...change owner
cp : ファイルのコピー...copy
find : ファイルの検索...find
ln : ハードリンク、シンボリックリンクの作成...link
ls : カレントディレクトリのファイルを一覧表示..list / list show
mkdir : ディレクトリの作成...make directory
mv : ファイルの移動、ファイル名変更...move
pwd : 現在のディレクトリパスを表示...print working directory
rm : ファイル、ディレクトリの削除...remove
rmdir : 空ディレクトリの削除...remove directory
stat : ファイルの詳細情報を表示...status(「状態」の意⇒「詳細情報」)
touch : 空ファイルの作成、タイムスタンプ更新...
よくわからない。touchには「作用させる」という意味がある。

■デバイス管理コマンド
df : ファイルシステムのドライブ使用状況の表示...disk free(ディスク+空き⇒使用状況)
du : ディレクトリ内のファイル容量の表示...disk usage
fdisk : パーティションの作成、削除、変更...format disk
fsck : ファイルシステムのチェック、修復...filesystem check
mkfs : ファイルシステムの作成(フォーマット)...make filesystem
mount : ファイルシステムのマウント...mount
umount : ファイルシステムのアンマウント...unmount

■プロセス管理コマンド
at : 指定時刻に1度だけコマンドを実行する...command at one timeとか?違うな
atq : 実行待ちジョブを一覧表示...??? query
atrm : 実行待ちジョブの削除...??? remove
batch : 指定時刻に1度だけ平均負荷が0.8を下回ったときにコマンドを実行する...
batch(「一連の」処理を実行)
bg : フォアグラウンドジョブをバックグラウンドジョブに切り替える...background
crontab : タスクスケジューリング...
jobs : ジョブを一覧表示...jobs
fg : バックグラウンドジョブをフォアグラウンドジョブに切り替える...foreground
kill : プロセスを終了する...kill process
killall : プロセスを終了する...kill all process
lsof : ファイル、ポートを開いているプロセスを表示...list open files
nice : 優先度を変更しコマンドを実行...nice(nice値というものがあって、この値が小さいほど優先度が高くなる。システムモニタから変更可能。)
pidof : 指定した名前に一致するプロセスのPIDを表示...
processid of specified nameか?
ps : 実行中のプロセスの情報を表示...process show
pstree : 実行中のプロセスをツリー状に表示...process show in tree
renice : 実行中のプロセスの優先度を変更...renicere「再び」+nice
top : プロセスの稼動状況などをリアルタイム表示...よくわからない。
top「上面・表面」⇒「基本的なこと(情報)」⇒「システムの稼働状況の概要」?

■ ユーザ管理コマンド
chage : パスワード有効期限の参照、変更...change
chfn : ユーザ情報の変更...change finger...なぜfinger?
chpasswd : 複数ユーザのパスワードを一括更新...change password
chsh : ユーザのログインシェルの変更...change shell
gpasswd : グループの管理...group password(なのか?)
groupadd : 新規グループの作成...group add
groupdel : グループの削除...group delete
groupmod : グループ情報の変更...group mode / modify
grpck : グループファイルのチェック...group file check
id : ユーザ情報の表示...id
passwd : ユーザのパスワードの変更...password
pwck : パスワードファイルのチェック...password file check
useradd : 新規ユーザアカウントの作成...user add
userdel : ユーザアカウントの削除...user delete
usermod : ユーザアカウント情報の変更...user mode / modify
vigr : グループファイルを編集...
vi group(viはテキスト編集ソフトで、構成ファイルはこのviで編集するようで…)
vipw : パスワードファイルを編集...
vi password

■システム管理コマンド
arch : システムのアーキテクチャを表示...architecture
bash : bashを起動しスクリプトを実行...bash
chkconfig : デーモンの起動設定...check config
clockdiff : ホスト間の時刻差を測定...clock difference
date : 現在の日時を表示...date
env : 環境変数を表示...environment variables
exit : 現在のユーザをログアウト...exit
finger : ユーザー情報を表示...finger だからなんで
free : メモリの使用状況を表示...free memory
grpconv : シャドウグループの有効化、更新...
grpunconv : シャドウグループの無効化...
halt : システムのシャットダウン...
init : ランレベルの変更...
klogd : カーネルログデーモン...
last : ユーザのログイン履歴を表示..
lastlog : ユーザの最後にログインした日時を表示..
logger : システムログへの書き込み...
newgrp : グループの切り替え...
pwconv : シャドウパスワードの有効化、更新...
pwunconv : シャドウパスワードの無効化...
quota : ディスクの使用状況やクォータ設定の確認...
quotaoff : クォータの停止...
quotaon : クォータの起動...
reboot : システムの再起動...
repquota : ディスクの使用状況やクォータ設定の確認...
runlevel : ランレベルの表示...
shutdown : システムのシャットダウン、再起動...
sg : 別グループでコマンドを実行...
source(.) : スクリプトの実行...
su : ユーザの切り替え...
sudo : 別ユーザでコマンドを実行...
syslogd : システムロギングユーティリティ...
tee : 標準入力を標準出力およびファイルに出力...
uname : システム情報を表示...
users : 現在ログイン中のユーザを表示...
vmstat : CPUなどの使用状況をチェック...
w : 現在ログイン中のユーザ情報を表示...
who : 現在ログイン中のユーザを表示...
write : 他ユーザにメッセージを送信...
疲れる…やんなきゃよかった…

場所バーを使ってフォルダ間を移動する

ファイルブラウザの場所バーは通常、ボタン表示になっています。人によってはパスでフォルダ間を移動したいという人もいるでしょう。 
  1. フォルダウィンドウがアクティブになっている状態で、Ctrl+Lキーを押します。
    すると、場所バーがパス表示に変化し、現在いるフォルダの絶対パスを確認できます。


     

  2. あとは、移動先フォルダのパスを入力してEnterキーを押します。

※常に場所バーをテキスト表示にしたい場合は、ファイルブラウザの場所バーを常にテキスト表示にするをご覧ください。

ランチャ(ショートカット)を作成するには

ランチャとは Windows でいうショートカットのことです。アプリケーションやフォルダを指定できます。これをデスクトップに作成してみましょう。
  1. デスクトップの何もないところで右クリックし、ランチャの生成Aを選択します。

  2. ランチャの作成ダイアログが表示されたら、名前(N):には任意の判りやすい名前を、コマンド(A):にはアプリのプログラム名またはフォルダのパスを入力します。

    例:システムモニタへのランチャを作成する
    名前:システムモニタ
    コマンド:gnome-system-monitor



    ※プログラム名の調べ方についてはアプリ名を調べるにはで紹介しています。
  3. ※ディレクトリの調べ方については場所バーを使ってフォルダ間を移動するで紹介しています。

  4. OK(Oボタンをクリックして完了です。

アプリ名を調べる

この記事では、メニューの深いところにあるアプリや設定をアプリケーションの実行から起動したり、ランチャ(ショートカット)を作成したりするための第一歩である、アプリ名を調べる方法を紹介します。

❖"メイン・メニュー"から調べる
  1. パネルからシステム設定メイン・メニューと選択します。

  2. メイン・メニューダイアログが開いたら、(パネルからアプリなどを選択するのと同様に)アプリ名を調べるアプリや設定を探して、クリックして選択します。

    (例)Firefox のアプリ名を調べる:アプリケーション〉インターネット〉Firefox ウェブ・ブラウザと選択します。


  3. プロパティ(Pボタンをクリックします。

  4. ランチャのプロパティダイアログが開きます。コマンド(A):ボックスに入力されている文字列がアプリ名です。


❖ランチャから調べる
  1. プログラム名を調べるアプリをメニューからポイントし、右クリックしてこのランチャをデスクトップに追加(Dを選択します。

  2. デスクトップに作成されたランチャを右クリックしてプロパティ(Pを選択します。

  3. プロパティが開いたら、基本タブのコマンド:のところを確認します。この文字列がプログラム名になります。

パネルが迷子になったときは

私の使っているUbuntu 10.04はよく起動時にパネルが表示されないことがあります。そこで自力で考えた解決方法を紹介します。後々 Ubuntu日本語フォーラムの内容もまとめてみようか…
  1. Alt+F2キーを押してアプリケーションの実行ダイアログを表示して、 "gnome-system-monitor" と入力して、Enterキーを押すか実行(Rボタンをクリックします。

    ※Alt+F2を押してもダイアログが表示されない場合は、ランチャ(ショートカット)を作成するにはを見て、デスクトップにシステムモニタへのランチャを作成してそれをダブルクリックして起動してください。

  2. システム・モニタが起動したら、プロセスタブをクリックし、一覧から gnome-panel というプロセスを探して、右クリックしプロセスの終了Eを選択します。

  3. 警告ダイアログが表示されるので、プロセスの終了(Eボタンをクリックします。

  4. gnome-panel プロセスが再起動して、パネルが復活するはずです。